最近読んだ本の紹介!
「だからもう眠らせてほしい」西智弘
すごく大切なことを知ることができた感じです。noteでいつもブログを読んでいる緩和ケア医、西智弘さんの本。
西智弘さんのブログで「社会的処方」という言葉を初めて知りました。
「社会的処方」って、医師や看護師が薬や医療だけじゃなく、地域の活動や社会的なつながりを紹介、処方する仕組み、だそうです。
「病気になっても安心して暮らせるまち」「安心して死ねる国」という言葉にハッとさせられて、たくさん考えさせられました。(これからも考える)
ジムもいろんな人が社会的なつながりを持てる場所だから、もっともっといろんな人に体を動かしに来てほしいなー。そのためには私には何ができるだろう。
〜あらすじ〜
僕は医師として、安楽死を世界から無くしたいと思っていた。
安楽死を願った二人の若き患者と過ごし、そして別れたある夏に何が起こったか――。オランダ、ベルギーを筆頭に世界中で議論が巻き上がっている「安楽死制度」。その実態とは。緩和ケア医が全身で患者と向き合い、懸命に言葉を交し合った「生命(いのち)」の記録。
オランダでは年間七〇〇〇人が安楽死を迎え、日本の世論でも国民の七割が賛成を表する「安楽死制度」。
スイスに行く手続きを進めながら、それが叶わないなら緩和ケア病棟で薬を使って眠りたいと望んだ三〇代の女性。そして看護師になることを夢に、子供たちとの関わりの中で静かに死に向かっていった二〇代の男性。二人と過ごした日々を通して見えてきたものとは。
写真家で多発性骨髄腫をかかえる幡野広志氏、世界中の安楽死の事例を取材して紹介した宮下洋一氏、そして精神科医の松本俊彦氏と、在宅で緩和ケアを行っている新城拓也氏との対談も収録。