1月1日に早速、新年一発目の映画を観てきました。
セリフも少ない。大きな展開もない。静かなストーリー、だけど濃厚。はじまってすぐ、役所広司さんのひとつひとつの動作に見惚れてあっという間に引き込まれました。
あの後どうなったんだろう、あの人どうなったんだろう、これはどういう意味なんだろう、って想像力をたくさん働かせました。その制作者側の、観る側を信じて任せている感じが好き。余裕ともいうのかな。
役所広司さんにしか出せないんだろうなーこの感じ。
彼の、笑顔と涙が混ざった表情が印象的でした。
こんなふうに生きていく覚悟と、こんなふうにしか生きていけない虚しさが、混ざったような涙。